保津峡から車で15分ほどの山あいにある柚子の産地、水尾。
水尾柚子は秋から冬にかけて収穫されるそうで、この時期、水尾にある民家で柚子風呂と
地鶏の水炊き鍋を味わえるというので、秋真っ盛りの京都へ行ってきました。
ここ数日のどんより曇り空でしたが、
日帰り1DAY京都で朝早くはりきって出発です~
京都駅からJR山陰本線へ乗り換え30分、馬堀に到着。
田園風景のつづく小道を少し歩いて、保津川沿いを走るトロッコ亀岡駅へ。
ほんとはJR嵯峨野線の保津峡駅で降りればいいのですが、ちょっと遠回りして、
紅葉のトロッコ列車に乗ってみました。朝早い時間でもトロッコ亀岡駅には人がいっぱい。
嵯峨嵐山からの列車は、
保津川下り目あての人でさらにものすごい人、逆方面から乗って
正解でした(◎o◎) 立席でしたが、秋の保津峡を満喫☆
亀岡駅のチケット売り場で、トロッコ保津峡駅はなーんにもないですが・・といわれたとおり
(・ω・)ほんとうになにもないちいさな無人駅。
観光客で賑わうトロッコ列車を見送ると、朝霧に包まれた静かな渓谷の風景が広がります。
保津峡にかかる橋を対岸へ渡り、渓谷沿いを数分歩いたJR保津峡駅近くで、
お世話になる民家"まる源”のお母さんと待ち合わせ。
お願いすると車で迎えに来てくれます。
あたりはだんだんと山深くなり、山の中腹に雛壇状に佇む水尾の集落が見えてくるころ、
あちらこちらに黄色い柚子がたわわに実る景色が広がってきます。
水尾柚子は日本の柚子栽培の発祥の地といわれているそうで、ごつごつした形で香りよく、
京都の料亭などに出荷しているそう。
水尾で柚子風呂&鍋が味わえる民家は数軒あり、最初は今年の予約受付当番という
"やまじゅう"というお宅に電話したところ予約でいっぱいということで、”まる源”を
紹介されました。ほんとうにふつうの民家ですが、木造の古い佇まいで雰囲気あります。
門から中に入るとゆったりした土間があり、田舎のおばあちゃんちにきたようなかんじ。
部屋はいくつかあり、先に何組かのグループがきているようでした。
この家は急斜面に建っていて、階段を数段あがった座敷に足を踏み入れた途端、
眼下に一面の柚子畑が広がります~
黄色い柚子の実がたわわに実り、ちょうどおじさんがはしごの上で柚子の収穫をしています^^
まあるいころんとした柚子を、ひとつひとつ手作業で収穫をしているそうです。
しばらく眺めていてもあきることのない、のどかな山里の風景。
まずは柚子茶をいただきます。
輪切りにした柚子に砂糖がかけられていて、ポットのお湯をかけるだけ。
柚子の爽やかな香りが立ち、ほっこり癒されます~
砂糖に漬けた、つやつや黄金色の柚子菓子。
柚子を皮ごと、砂糖で煮込んだもので、刺激や苦味もなく、ほんとうに素朴な柚子の香りです。
やさしいよい甘さ、やわらかくておいしい^^
お昼のまえに、柚子風呂に入ることにしました。
風呂は玄関から階段を少し降りたところに、ちょっと広めの木のお風呂があります。
半分に切った柚子を木綿袋にたっぷり入れて湯舟に浮かべてあり、風呂いっぱいに
爽やかな柚子の香気がたちこめています。
窓の外の柚子の木を眺めながら湯舟につかると、身体の中からじんわり温まります~
風呂あがり、座敷に戻ってさっそく水炊きをいただきます~
お通しは柚子味噌大根。
柚子を練りこんだ餅、ゴロゴロした地鶏に地元産野菜いっぱいの鍋。
だし醤油には、みずみずしい柚子をぎゅーっと搾って。大きな種は籠でうけとめます^^
水炊きでかなりお腹いっぱいでしたが、しめはご飯と卵で雑炊に。
デザートは柚子寒天。
柚子三昧のほくほく鍋。
たっぷり柚子の香りと山里の豊かな味を満喫しました~
+柚子の里 水尾(水尾保勝会)+
期間限定。宿泊不可。
予約は4人から。平日は2人でもだいじょうぶそうです。家によってちがうのかも。
入浴用タオルあり。浴衣などはないので、風呂あがりに着る服があるとよいです。
++HAPPY♪
京都 秋色散歩